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ほとんどの栄養素やエネルギーが過剰気味にある現代の日本で、唯一足りていない栄養素があります。それはカルシウムです。カルシウムは、成長に必要なだけでなく、筋肉の収縮や神経の働きにも重要な栄養素です。カルシウムが多く含まれる食品は、牛乳・乳製品、豆腐、小魚、緑黄色野菜などがあります。カルシウムは、吸収率があまり高くない栄養素ですが、乳製品のカルシウムはこのなかでも吸収されやすいとされています。プロセスチーズ1つで、コップ半分の牛乳と同じ位カルシウムがとれますよ。

旬、というのは野菜や果物などがたくさんとれる時期のことを言います。旬のものは、おいしくて安いだけでなく、その時期に体が必要な栄養もたくさん含んでいます。例えば、夏にたくさんとれる野菜は、トマトやナス、きゅうり、ピーマン、オクラ、とうもろこし、かぼちゃなどがあります。どれも濃い色をしているのが特徴です。これらの野菜は、水分を豊富に含んでいるため水分補給にもなり、体を冷やす働きがあります。また、太陽の強い日差しでたくさん消費されるビタミンCも、豊富に含まれているのですよ。反対に、冬が旬の野菜は、あたたかい土の中で育つものが多く、にんじんやカブ、ゴボウなどがあります。これらの野菜は、体を温めてくれる作用があります。 最近は、外国からの輸入や、農業技術の発達により、一年中いろいろな野菜や果物がスーパーに並んでいます。旬を意識して、元気に夏を乗り越えましょう。