幼稚園の入園前にトイレトレーニングをはじめよう
幼稚園に入園する前にママが心配することのひとつに、トイレの問題があります。トイレトレーニングは、気長にゆったりとした気持ちで行うことがとても大切です。「もうすぐ入園なのにどうしよう!」と焦らないためにも、早めにスタートしておくのが理想的でしょう。そこで今回は、トイレトレーニングを始める時期とその注意点について説明していきます。
トイレトレーニングをはじめる時期はいつ?
幼稚園への入園前の最大の難関といえば、子どもの「おむつはずし」。入園前の夏頃からトイレトレーニングをはじめて、入園時には自分でトイレに行けるようになっているのが理想的です。とはいうものの、トイレトレーニングはお子さんによって進み具合が大きく違ってきますから、「予定通りに行かない!」なんてことも決して珍しくはありません。入園直前になって慌ててスタートするのでは、ママもお子さんもストレスはたまる一方です。できるだけ余裕を持って、ゆったりとした気持ちで始めていきましょう。
そのためにも、まずはトイレトレーニングのスタート時期を見逃さないことが大切です。トイレトレーニングを開始できる具体的なポイントとしては、以下のようなことが挙げられます。
1.ひとりで歩けること
2.おしっこの間隔が最低でも1時間以上あくこと
3.言葉や動作で意思を伝えられること
この3つのポイントがクリアできている子どもなら、トイレトレーニングを始めることができるはずです。あとは、「よし!おむつを外すぞ!」というママの強い意志が揃えば準備OK。子どもと一緒に楽しみながら、トイレトレーニングを進めていけたら素敵ですね。
トイレトレーニングをはじめるのに準備するもの
トイレトレーニングをはじめる前に、準備しておきたいものは次の通りです。
- トレーニングパンツ
- いきなり普通のパンツに変えてしまうのが一番おすすめですが、床を濡らしてしまったり、洋服が汚れてしまったりすると、ママにとって負担が大きく感じてしまうかもしれません。トレーニングパンツなら普通のパンツより吸収性が高く、かつ排泄の不快感はしっかりと分かるのでおすすめです。トレーニングパンツの中には6層構造のものなどもありますが、分厚いものは床や洋服が濡れない反面、洗濯してもなかなか乾かないというデメリットがありますので気を付けましょう。最初のうちはたくさん失敗しますので、洗い替え用も多めに準備しておくのがおすすめです。
- 子ども用便座
- おすすめはオマルではなく普通のトイレに取り付ける子ども用の便座です。昔からあるアヒル型などのオマルは、子どもがよろこんで座ったりしやすいのですが、おまるでトイレをすることを覚えてしまうと、普通のトイレに慣れるのにまた時間がかかってしまうことも。その点、子ども用の便座なら、「おしっこ、うんちをするところ=トイレ」と子どもが自然に覚えることができるのでおすすめです。
- 雑巾
- トイレトレーニング中は、「失敗して当然!」という気持ちが大切です。部屋のあちこちで失敗するたびに慌てないためにも、各部屋に濡れ雑巾を準備しておきましょう。子どもも大人もストレスなく行うことがトレーニングの鉄則なのです。
トイレトレーニングをするときの注意したいこと
「失敗しても絶対に怒らないこと」、これこそがトイレトレーニング成功の秘訣です。失敗のたびに怒られていては、子どもはますますトイレを我慢して自分から言わなくなってしまいます。なかには怒られることが恐くて、隠れて排泄をする癖がついてしまう子どもも。
子どもが一度トイレトレーニングに対して苦手意識を持ってしまうと、それを取り除くのはなかなか大変なことです。成功したときには思いっきり褒め、失敗したときには「大丈夫、大丈夫」と励ます。このようにして、まずは子どもが楽しんでトレーニングできる環境を整えましょう。
そして、意外とやってしまう失敗が「トイレは?」と何度も聞いてしまうこと。失敗する前にトイレに連れて行こうという親心からでしょうが、子どもが自分で意思表示するのを待つことも、トイレトレーニングの大切な過程なのです。
トイレトレーニングは子どもによって進み具合が大きく違います。お子さんにはお子さんのペースがあるのですから、もし入園までに間に合わなかったとしても焦る必要はありません。あらかじめ幼稚園の先生にその旨を伝えて、相談しておくと良いでしょう。