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さつまいもは「食べると便秘が解消する」とよく言われるように、食物繊維を豊富に含んでいます。同じ量の白米と比べるとエネルギーやたんぱく質、脂質の含量に大きな差はありませんが、さつまいもにはカリウムやカルシウムをはじめとするミネラル、ビタミンも多く含んでいるのです。また、さつまいものような芋類のビタミンCは、加熱しても壊れにくいのが特徴です。しかし、さつまいもの“甘さ”は加熱の方法によって変わるのをご存知でしたか。
さつまいもには、甘い味にする酵素が含まれており、低温でゆっくり加熱すると十分に酵素が働きます。電子レンジで加熱すると、急激に温度が高くなる為、酵素が十分に働かないので、あまり甘くならないのです。蒸したり、オーブンでゆっくり加熱するのが、甘くておいしいさつまいもに調理するためのポイントです。

9月27日は中秋の名月と言われ、秋の夜空にうかぶ満月に近い真ん丸なお月様を各地で見ることができました。中秋の名月は、秋は収穫の時期でもあったことから、別名「芋名月（イモメイゲツ）」とも呼ばれます。収穫されたお芋や、お団子、稲穂にみたてたススキなどの秋の七草をかざり、今年の収穫に感謝し、来年の豊作を願う風習が伝わっていますね。
ちなみに、10月25日の十三夜は、栗や豆をお供えすることから、「栗名月（クリメイゲツ）」や「豆名月（マメメイゲツ）」とも呼ばれているそうですよ。