食育のおはなし お正月のお料理
和食が2013年にユネスコの無形文化遺産に登録され、我々日本人は和食の文化を守っていかなければならない責任が生まれました。和食の特徴の1つとして、お正月やお祭りの日に特別なお料理を作って食べることがあげられます。行事食というもので、家族の健康や幸せを願うという意味が含まれています。お正月に食べるお雑煮や、おせち料理も行事食のひとつです。おせち料理は、“めでたいことを重ねる”ことにちなんで、お料理をお重箱に詰めます。おせち料理の中身は、地域や家庭によって違いがあります。代表的なものでは、黒豆は“まめになるように”、海老は“腰がまがるまで丈夫に長生きできるように”、伊達巻は“読み書きがしっかりできますように”といったようないわれがあります。
ところで、お正月に使う“祝箸(いわいばし)”は、いつも使っているお箸とは少し違いませんか?両端が細くなっていますね。これは、片方は自分が使うところで、もう片方は神様が使うところなのです。神様と一緒に食事をし(神人共食)、お正月のお祝いをしましょう。
ところで、お正月に使う“祝箸(いわいばし)”は、いつも使っているお箸とは少し違いませんか?両端が細くなっていますね。これは、片方は自分が使うところで、もう片方は神様が使うところなのです。神様と一緒に食事をし(神人共食)、お正月のお祝いをしましょう。