食育のおはなし 孤食と子どもの嗜好
子どもの嗜好(好き嫌い、食べ物への好み)に、保護者が与える影響は大きいと言われています。保護者に飲酒習慣や喫煙のない子どもが、保護者に飲酒習慣や喫煙のある子どもよりも、好きな食べ物が多いという報告があります。それには、両親が晩酌をするために、子どもに“孤食”をさせていることが背景にある可能性があります。“孤食”とは、文字通り、一人で食事をすることで、特に食事の時に寂しい思いをするような孤独な食事のことを言います。一人で食べるよりも、家族みんなで食べた方が、子どもはたくさんの量を食べます。料理の味もおいしく感じ、好きな食べ物が増えるのです。
乳幼児期の豊かな食生活は、子どものその後の食生活形成に大きな影響を与えます。できるだけ一緒に食べる“共食”をし、食事の楽しい雰囲気作りを心がけるようにしたいですね。
乳幼児期の豊かな食生活は、子どものその後の食生活形成に大きな影響を与えます。できるだけ一緒に食べる“共食”をし、食事の楽しい雰囲気作りを心がけるようにしたいですね。